百万円と苦虫女




『百万円と苦虫女』
蒼井優が好きである。特に今まで明記していなかったが、
過去に好きと書いた女性のタイプから見抜いてもらいたい。
というか有名な可愛い女性は八割方好きである。

それでこの映画である。監督が女性、上映館の場所、タイトルなどから、
実際に見る前までは「アメリ」などの短観映画が好きとか言ってしまう、
スイーツな女子向けの原色バリバリのおしゃれ映画だろうと思っていたが、
これが蒼井優の可愛さを極限にまで引き出したアイドル映画であった。
これがもし、宮崎あおいや新垣結衣が主演だったら成立しない、
彼女の全く心を開いていない感じの表情あってこその作品であった。
これを見て彼女に好意を抱かない人間とは同じ町内に住みたくない。


蒼井優演じる主人公の鈴子が、自分探しならぬ、自分を探さない旅を始め、
行く先々で出会う男が彼女に惚れるという、寅さんの逆バージョンみたいな映画である。
田舎の山村ではピエール瀧まで虜にするのであった。農作業姿が格好似合いすぎだよ瀧。
最終的に出会うのが森山未來である。彼も蒼井優の男版みたいなところがあるので、
二人が仲良くなる過程などは、恋愛映画を見ると吐血する習性がある僕でも、
「ええのう、こういうのがええのう」と思わず身悶えを起こすほどであった。
最後なんて「ハチクロ」以上に「ハチクロ」していた。ヒロインは同じ人なのに。