【ゲーム】刀剣乱舞プレイ日記 その2

前回に引き続いて「刀剣乱舞」の日記である。本来ならば陸奥守吉行をメインに鯰尾君や短刀の小さい子たちとのドタバタ珍道中を書く予定だったのだが、ゲームに関しては真面目な僕、思いのほか真剣に取り組んでしまったため、前回のスタメン5人中4人が入れ替わるという、続き物の日記としてあるまじき事態になってしまった。好みの男子よりも性能が高い男子を優先して育ててしまうところが、まだまだこういったジャンルのゲームに自分は馴染んでいないということであろう。そしてナチュラルに好みの男子って言葉を使っているけど大丈夫か?

そんな訳で現在の部隊を紹介する。
まずは前回の日記の最後に加入した江雪左文字である。レア度1の短刀やレア度2の打刀が並ぶ中にレア度4の太刀という鳴り物入りで部隊に加入した彼、「おおきく振りかぶって」の西浦高校にいきなり岩鬼が入部してきたようなもので、入るやいなやその圧倒的な打撃で数多くの敵を粉砕していった。本作は活躍すればするほど経験値が多く入る仕組みなのであっという間に部隊最強の強さとなった。国宝に違わぬ素晴らしい性能である。

部隊の副長を務めるのは一期一振である。物腰柔らかな落ち着きのある美少年で、こちらもレア度4の太刀ということで江雪左文字に負けず劣らずの性能を誇っている。その魅力に四文字熟語のテストで「一期一会」を「一期一振」と書いてしまう女子中学生が急増中ともっぱらの噂である。

燭台切光忠は片眼に眼帯をしている隻眼の男子なのだが、それもそのはず、持ち主は伊達政宗である。その珍名は人と一緒に燭台も斬ったからという伊達政宗の短気イメージをさらに強化させる逸話が由来である。今後の二次創作界においては彼と伊達政宗との絡みなども多く扱われることであろう。片倉小十郎にとっては思わぬライバルの登場である。刀だけど。

どう見ても学ランにしか見えない服を着ているのは大倶利伽羅である。孤独を愛するクールな一匹狼タイプで、大将である僕に対してもそっけない態度を取るため、早く好感度を上げてデレるところを見たいのだが、本作には好感度のパラメータがないという重大な事実が判明する。こちらも前の持ち主は伊達政宗である。山形県出身者としては現存する上杉関連の刀剣を米沢城の上杉記念館に集めて歴女や刀剣女子の聖地にして観光収入を得る計画を提案したいところである。

部隊の殿を務めるのは獅子王である。レア度が上がるに連れてどこか近寄り難い雰囲気の刀剣が多くなるが、彼は裏表のないあっさりとした性格の友達になりたい感じの刀剣である。声優は先日購入した「テイルズ オブ ゼスティリア」で主人公の親友ミクリオを演じていた逢坂良太さんである。主人公のスレイを演じた木村良平さんが声優を務める刀剣もいるので是非ともセットで使ってみたい。この辺は全く声優に関する知識がなかった15年前の僕に石田彰さんと保志総一朗さんを共演させて種を植え付けていたテイルズシリーズの恐ろしさである。ちなみにゼスティリアは2周目をクリアしたが言われているほどつまらなくはない。ただそんなに面白くないだけである。

これら錚々たる太刀の中に唯一の打刀として最初に選んだ刀剣である陸奥守吉行が入っている。僕としても初めて自分で選んだ男子なので、ずっと使い続けていきたいところなのだが、いわゆるHPに当たる生存の数値が他の刀剣は軒並み50を超えている中で彼だけが41と低いのである。また防御力に当たる統率の数値も同様に彼だけが低く、敵も次第に手強くなっているため、このまま彼を使い続けていくべきなのか判断に悩んでいる。加えて最近になって新たに創設された第三部隊は、和泉守兼定、同田貫正国、山伏国広、石切丸などの名だたる刀剣が第一部隊に上がるべく日々鍛錬を続けており、陸奥守吉行にとってはこのままスタメンの座を守れるのか試練の時を迎えていると言えよう。

そして不安は的中してしまう。とある戦闘中、陸奥守吉行が敵の集中攻撃を受け、他の刀剣が無傷で戦闘を終える中で彼のみが中傷を負ってしまったのである。本作は戦闘中に生存の数値が0になってしまうと破壊されたことになり、そのまま永遠に消滅してしまうのである。今からアニメ化の際に自分の好きな刀剣が破壊されたらどうしようと戦々恐々としている女子も多数いることであろう。僕としても好きな刀剣が破壊されたからと独身男性が一人部屋で泣く訳にはいかない。考えた末に陸奥守吉行を第一部隊から外すことに決めた。

そのことを告げるべく手入部屋で治療を受けている陸奥守吉行の元に向かった。
「おお、大将! すまんのお、すんぐに直すからちっくと待ってくれ」
全身に打粉をポンポンとかけられている陸奥守吉行、いつもと変わらぬ笑顔である。
「吉行、第二部隊に移らないか? あっちは遠征が中心だから安全だ。鯰尾たちもいるぞ」
遠回しにそう告げた。刀剣の中でも特に時代が新しい彼にとっては二度目の戦力外通告である。
「うーん、なんぼ大将の頼みでもほりゃあ聞けんぜよ」
「でも、もし破壊されたら……」
「心配せんでもわしはやられはせんよ」
「しかし……」
「それにもしちゃがまっても、また鍛刀して新しいわしを作れば元通りぜよ」
「そんな……アンパンマンみたいなこと言うなよ」

陸奥守吉行の決意は固く、仕方がないのでもうしばらく第一部隊で使い続けることに決めた。今は生存の数値を上げるべく毎日畑仕事に従事している。このまま農作業に目覚めてくれないものか。