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先日「赤い尿のシャア」というありがたくない異名を襲名した小生、
前回の通院ではわからなかった原因を調べるため、いよいよ再検査の日と相成った。
これでもし「一生美容院で前髪を多めに切られてしまう病」のような難病と診断された際は、
「ヒロ君を救う会」を発足して、読者一人一人から100円ずつを徴収しようと思う。
目標金額を達成したら、会計報告も不鮮明のままとんずらするつもりである。
まずは患部がどうなっているかを調べるため、CTを撮影することになった。
CTとは、みなさんご存じのとおり「クロノ・トリガー」の略である。
先日の発売日に購入して、その日のうちにクリアしてしまったことでお馴染み。
小学生の時の記憶が意外に残っており、全く詰まることなく最後まで進めてしまった。
ラスボスは誰だどう見ても本体だろうという奴が本体でなく、おまけみたいな奴が本体である。
こいつと戦う度に、アンパンマンの本体はどこなのだろうという疑問に駆られる。
CTを撮影する前に造影剤というのを注射するのだが、僕は血管が人より細いらしく、
何度も針を刺されては抜かれ、刺されては抜かれを繰り返した。大変に痛い。
医者によると、血管が細すぎて造影剤を流すと溢れてしまうらしい。
結局、四度目の失敗で注射を諦め、造影剤がない状態での撮影となった。
完全な刺され損であるが、僕は文句一つ言わなかった。むしろ逆に医者に謝った。
そしていよいよ撮影した画像を元にした医師による診断である。
高校の部活を辞める時に顧問の先生を訪ねた時以来の緊張が走るが、
「出血の原因は不明だが、今はもう治っている」とあっさり言われた。
先週「これはまずい」と言われるほど多量に出血していたのに?
ヴァンパイア説でも流れそうな自分の自然治癒能力に驚愕する。
結局、注射された箇所に塗る塗り薬を処方されるだけという、
だったら、わざわざ検査しなくて良かったのではという結果となった。
とはいえ、難病の可能性すら提示されたまま過ごす一週間は死生観を変えるのに十分であった。
最悪死ぬかもと考えた時に、やりたいことが何一つ思い浮かばなかったのには我ながら愕然とした。
今後はもうちょっと有意義に人生を過ごそうと思ったが、たぶん三日で忘れるであろう。