【映画】PERSONA3 THE MOVIE#1 -Spring of Birth- 感想編

劇場版ペルソナ3 #1 Spring of Birth(完全生産限定版) [Blu-ray]

前回の日記で無事ジャックフロストの撮影に成功したので映画本編の感想を書く。
内容のネタバレが含まれるので、映画未見の方は注意が必要である。
しかし原作が8年前の作品についてそこまで考慮する必要があるのか。
たぶん物語の最後に主人公は死にます。

劇場版「ペルソナ3」は同名のゲームを忠実に再現した映画であり、
ペルソナという特殊能力に覚醒した高校生たちが特別課外活動部として、
シャドウという謎の怪物を相手に戦うというストーリーである。
映画もゲーム同様に主人公が転校してくるところから始まるのであった。

ゲームでは主人公にデフォルトの名前が設定されていなかったが、
さすがに「あなた」とか「お前」だけで全編通すのは難しいため、
映画では、結城理(ゆうきまこと)という名前が設定されていた。
これまでファンの間では「キタロー」という愛称で呼ばれていたため、
今後、呼び名に関して結城派とキタロー派で揉めることは必至であろう。

この結城君が僕がゲームで操作していた夜神月と違って、とにかくやる気が無いのである。
シャドウに襲撃されても、彼をかばった同級生のゆかりちゃんが怪我をしても、全くの無反応。
石田彰さんのけだるい演技も相まって、見ているだけのこちらはイライラしっぱなしである。
これから同じ高校の女子生徒相手に五股、六股をかけなければならないのに、
そんな調子で大丈夫なのかと、開始直後から先が思いやられる展開であった。

色々あってペルソナの能力に目覚めてシャドウと戦うことになった結城君、
ゲーム同様にカレンダー画面が表示されて、ストーリーは進行していくのだが、
ゲームと同じペースで進めていっては時間がいくらあっても足りないので、
地道なレベル上げや同級生との交流などは、ほとんどがカットされており、
カレンダーも一気に10日以上進むことが当たり前のようにあった。
あまりの駆け足ぶりにゲーム未プレイの人が内容を理解できるのか不安であるが、
劇場にいるほとんどの人がゲームをプレイ済みであると思われるので問題あるまい。
カバディ世界大会の会場にカバディのルールを知らない人が来たら、
それはルールを知らない方が悪いのである。

ストーリーの途中で伊織順平という同級生が仲間に加わるのだが、
彼が結城君ばかりが活躍することに嫉妬し、仲違いをするのであった。
ゲームをプレイしている時は、子供じみた彼の態度に「何だこいつ」と思ったが、
映画では、結城君が彼に初対面の時からあんまりな態度を取り続けるので、
これでは彼が不満を持っても仕方がないと同情できるようになった。
そういう意味では、ゲームの不満点を上手くカバーできていると言える。

その順平が初期のカイ・シデンばりの俺だって精神を爆発させて、
シャドウの力で暴走するモノレールの中を一人突撃してしまうのである。
案の定、敵のボスによって返り討ちにあってしまう淳平であるが、
既の所で結城君達が加勢に入って、何とか命を救われる。

しかし結城君達が加わっても状況は劣勢のままであった。
敵のボスにこちらのペルソナ能力が全く通用しないのである。
このままでは全滅してしまう! 絶体絶命の危機に瀕したその時、
結城君が新たな能力に目覚めるのであった。
それは通常は一人一体しか持てないペルソナを複数所持できる「ワイルド」という特殊能力。
結城君は自身の中に新たに宿ったペルソナの名前を叫ぶのである。

「ジャックフロスト!」

これには僕と隣に座っているジャックフロスト共々大興奮であった。
石田彰さんの凛々しい演技も相まって、見ているこっちは興奮しっぱなしである。
一緒に来た友達がスクリーン内で活躍するという経験は初めてだったので、
「あの子、ウチの子なんですよ!」と周囲に言いたい気持ちでいっぱいになった。

この時点で大満足してしまったため、次の風花ちゃんのエピソードでは、
あまり感動できなかったが、わざわざ劇場まで見に行ってよかったと思える内容であった。
最後には我らが坂本真綾さんが声優を務めるあのキャラがちらっとだけ登場して、
第2章に続くとなった。次回は劇場に何を持ち込むべきか、今から考え中である。