SDガンダム外伝 コンプリートボックス vol.2


「SDガンダム外伝 コンプリートボックス vol.2」
誰にでも子供の頃に夢中になって集めたものが一つはあるであろう。
コインや切手など、どの世代でも共通して集めているものもあれば、
その商品の販売時期から、特定の世代のみが集めたものというのもある。
現在25歳の僕の場合、カードダスがそれである。(次点にビックリマンとガムラツイスト)
ガンダムやドラゴンボールなど、様々な題材がカードとなっていたが、
僕が特に夢中になって集めたのが、騎士ガンダムシリーズであった。
ガンダムにRPG風のファンタジー要素を組み込むという素晴らしきアイデア。
これの存在なくして、僕がガンダムに興味を持つことはなかったであろう。
カードの中でも価値があるのは、プリズム使用のキラカードであった。
それ以外のカードは全てハズレと見なされていた。子供ながらに現金である。
当時からコレクター気質があった僕は、当然のようにキラカードのコンプリートを目指した。
とはいえ、こちらは年端も行かぬ子供である。資金面から簡単にコンプリートはできない。
苦労の末、僕の元にキラカードが送られてくるようなコミュニティを知人間で形成したのだが、
今のようにネットオークションもない時代である。手に入らないものは手に入らない。
また譲渡されたカードも所有者が子供なので、状態の良くないものが多かった。
汚れていたり、噛み跡があったり、カードの裏にマジックで名前を書いている奴すらいた。
「まったく!これだから子供は!」と小学校低学年の僕は雑な扱いに憤慨したものであった。
そんな子供の頃の夢を叶えるのが、このSDガンダム外伝コンプリートボックスである。
第3弾の「アルガス騎士団」と第4弾の「光の騎士」の全カードが収録されている。
今までバンダイによるガンダム関連のあざとい商法には引っかからなかった僕であるが、
これには無条件降伏である。この調子で円卓の騎士編も出して欲しい。白金卿が好きでした。
既に20代男子以外は置いてけぼりだと思うが、気にせずに話を進める。
そんな訳で購入したコンプリートボックス。はたしてどのような内容なのか。
まるで初恋の少女に再会するが如く、期待に胸を膨らませて箱を開いた。

「こ、これは・・・・・・まるでカードの宝石箱や~!」
最近の若者には、僕が何故こんなに興奮しているのか理解できないであろう。
しかし当時夢中になって集めていた者にとって、これは感涙ものの内容である。
アルガス騎士団はキラカードの中で法術士ニューガンダムのみが手に入らなかったのだが、
17年の歳月を越えて感動の初対面。「やっと会えたね」と思わずカードに囁きかける。
光の騎士は僕の主戦場であった近所のスーパーに何故か導入されなかったので、
購入する機会が少なく、キラカードを3枚しか持っていなかったので、
初めて見る騎士アレックスやネオブラックドラゴンに強い感動を覚えた。
だが、それよりも何よりも、僕が一番欲しかったのが、スペリオルドラゴンである。
騎士ガンダムとブラックドラゴンが一つになった金色の最強戦士。きゃー!かっこいいー!
今まで僕は自分のことを「中学生や高校生の時から成長してない」と言ってきたが、
まさか小学生の時から成長していなかったとは思いもしなかった。