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【音楽】パスピエ presents 「印象C」@SHIBUYA-AX 

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先週の月曜日にパスピエのライブに行ってきた。
ポップなサウンドと女性ボーカルの声が特徴的な、
今後さらなるブレイク必至の新進気鋭のバンドである。

彼らを知ったのは数年前、タワーレコードでぼんやりとCDを見ていると、
「相対性理論好きにオススメ!」みたいな感じで紹介されていたのであった。
しかし、他人から勧められた音楽は聞きたくなくなる偏屈な僕、
「鰻が好きだからって穴子が好きだと思うなよ!(穴子は普通)」と、
その時はむしろ反発心さえ抱いて聴いていなかったのだが、
その後、ラジオで彼らの曲が流れているのを聴いて、
「面白い! 相対性理論好きにオススメだ!」と思った。

そんな訳でSHIBUYA-AXでのライブに行ってきたのだが、
楽しみにしている中に一つだけ不安材料があった。
それはチケット購入時には明らかになっていなかった対バンの相手が、
9mm Parabellum Bulletだということである。
勝手な想像であるが、ファン層が若くて怖そうなイメージである。
他の会場の対バン相手は、髭やクラムボンなど平和そうなバンドなのに、
どうして東京会場のみ物騒な弾薬が運び込まれてしまったのか。

そんな不安を抱きながら、会場であるSHIBUYA-AXに到着する。
既に開始10分前だったので、取り急ぎ物販ブースの方を覗いてみる。
Tシャツやタオル等の定番のアイテムに加えてiPhoneケースなども売っていた。
このiPhoneケースを着用すれば、電車などでiPhoneをいじっているだけで、
パスピエ好きの美少女から話しかけられるという事案が多発するのではないか。
そう考えると2500円という価格も決して高くないように思われた。
しかし、パスピエのことを全く知らない人にとってみれば、
ボーダー柄の隙間から少女が覗きこむという恐ろしげなデザインなので、
購入を見送り、代わりにキーホルダー(900円)を記念に購入した。

フロアに入ると既にお客さんで一杯であった。
9mmのファンが怖いので、中盤より後ろの方に陣取る。
間もなくライブが始まった。最初に登場したのは9mmである。
9mmに関しては、2ndアルバムまでしか聴いておらず、
ボーカルの菅原氏が僕と同郷の山形県出身であることと、
「Supernova」のサビがアンパンマンっぽいことしか知らなかったが、
それでも4、5曲は知ってる曲があったので意外と楽しめた。
菅原氏はいかにもロックミュージシャン然とした風貌でかっこいい。
ベースの人は何かに取り憑かれたかの如くぴょんぴょんしていた。

煽りながら勢いのある演奏を続ける9mmに客席も大興奮であった。
僕の近くにいた女子も、人波をかき分けてずんずんと前に進んで行った。
同行者と思わしき男子が彼女の後ろを付いて行くが、人波に阻まれて進めない。
彼女の方は後方で動けない男子を気に留めることなく、はるか前方に移動していた。
置いて行かれた男子の方を見ると、ひどく悲しそうな顔をしていたので、
女子との初デートに9mmのライブに行くのはやめておこうと思った。

そもそもあまり関連性がなさそうな9mmが何故呼ばれたのか、
その理由は菅原氏によるMCで明らかになった。
実はドラムのかみじょう氏がパスピエの大ファンであり、
好きすぎて「俺がパスピエだ!」と言い出すまでになったらしい。
そんなパスピエマイスターのかみじょう氏が彼らと接点を持ちたいと、
水面下でちょこちょこやってきた結果、今回の対バンとなったらしい。

バラードなどを挟むことなく、全14曲を熱演しきった9mm、
続いてはパスピエの登場である。一曲目は「はいからさん」であった。
ビジュアルをあまり大っぴらに公開していない彼らだが、
ボーカルであるなつき嬢は、前髪パッツンのロングヘアーに、
ピンクのワンピースという、まさにはいからさんな風貌であった。

彼らの生演奏を聴くのは勿論初めてである。
直前に出たCDにライブ音源が収録されていたのだが、
それも今日のライブに備えてあえて聴いていなかった。
特になつき嬢の歌声はかなり特殊な感じなので、
どうせCDでは音声を加工しているんだろうと思っていたが、
ライブでもCDと変わらない、むしろCDよりもさらに面白い声をしていた。
やくしまるえつこ嬢と同系統の声をイメージしていたが、
むしろ比較対象は、金田朋子や犬山イヌコや山崎バニラである。

続けて「フィーバー」が演奏された。
なつき嬢は思っていたよりも小柄であり、
軽やかにステージ上を動く様はYUKIちゃんのようである。
しかし左手の動きがどこか怪しげであった。
太極拳の使い手になったYUKIちゃんとでも言うべきであろうか。

続いての曲は「とおりゃんせ」であった。
語りかけてくるような歌詞が印象的な曲であるが、
「大正解?」といったように語尾が何故か疑問形であった。
続けて新曲の「MATATABISTEP」が演奏された。
PV同様、なつき嬢による面白ダンスが披露される。

演奏に乗って快調に歌っていたなつき嬢であったが、
途中で音声が出なくなるというマイクトラブルが発生した。
彼女のようにミステリアスなイメージで売っている人物にとって、
このような緊急事態は、うっかり地が出てしまう危険性がある。
やくしまるえつこプロは全く動じずに乗り切ったが、なつき嬢はどうか、
オロオロしてしまうのか、スタッフにブチ切れるのか。
しかしなつき嬢、これを自力で復旧させる。やだ頼もしい。

続けて演奏されたのは、転調の盛り上がりが楽しい「万華鏡」である。
個々のパートに見せ場があり、ライブには最適な曲であるが、
未だ将来の見通しが立たない僕にとっては辛辣な歌詞であった。
しかし裏を返せば、僕のために歌われたと言っても過言ではない。

盛り上がりから一転、照明がスポットライトのみになると、
緩やかなキーボードの演奏から「気象予報士の憂鬱」が始まった。
ライブ当日の天気はあいにくの雨であったが、この曲にはぴったりであった。
この曲ではなつき嬢の動作がいちいち可愛らしかった。
傘をさす動作などは、まるでそこに傘があるかのようであった。

なつき嬢が「昔の曲をやります」と言って演奏されたのは、
1stミニアルバムに収録されている「夕焼けは命の海」である。
昔と言っても、発売されたのは2011年である。
僕が彼らの曲を聴きだしたのは昨年からであるが、
今回のライブで知らない曲は一曲もなかった。
今からファンになっても古参ファンを気取ることができるので、
現在、特に好きなアーティストを持たない人におすすめである。

「古い曲をやったから新しい曲もやろうかな」となつき嬢、
続けて演奏されたのは「あの青と青と青」である。
パスピエの曲の中で最もスケール感を感じさせるこの曲、
なつき嬢の透き通るような歌声に客席も圧倒された様子であった。
そんな中で僕は、なつき嬢に照明が強く当たっていることにより、
ワンピースの下の体型が鮮明になっているのを見て、
将来はPerfumeに照明を当てる仕事に就こうと思った。

続いて演奏されたのは「Shangri-La」であった。
ご存知、電気グルーヴの人気曲をカバーしたものである。
とはいえ、楽曲自体は既に17年も前のものになる。
会場に来ているお客さんは二十歳前後っぽい若者も多く、
ピエール瀧氏を個性派俳優だと思っている人もいるだろう。
このカバーがきっかけで若者が電気グルーヴにも興味を持てば、
それは音楽界にとっても素晴らしいことになるであろう。
あとはなつき嬢が風呂に入っているPVを作れば完璧である。

ライブもいよいよ佳境に入ってきた、
続いて演奏されたのは「ワールドエンド」である。
これまであまり派手な動きを見せなかったギターの三澤氏も
いよいよ前に出てきて華麗なギターリフを奏で始めた。
最初に見た時は変なパーマだなと思っていた髪型も、
だんだんとマーティン・フリードマンに見えてきた。
間髪を入れずに「チャイナタウン」が演奏される。
途中でなつき嬢が「うたって〜」と客席にマイクを向けるが、
客席は一様にもごもごしていた。貴女の声を出すのは無理です。

続いての「S.S」で会場は最大の盛り上がりを見せた。
フロアが揺れる感覚を味わったのは、この日初めてである。
最高潮に盛り上がったままステージを後にする一同。
なつき嬢は去り際にくるっと一回転していた。
この娘はライブ中も隙あらばくるっと回っていた。
おそらくふわふわ感をアピールしているのであろう。
サブカル系男子にモテたい女子は回ることをおすすめする。

アンコールに応えて、物販のTシャツに着替えて登場する一同。
なつき嬢もグレーのTシャツに短パンという、
彼氏の服を借りた女子フェチには堪らない格好であった。
(しかしTシャツに描かれているイラストは寿司)

そんな訳で始まったアンコール一曲目であるが、
今回のツアーでは毎回対バン相手の曲をカバーしているらしく、
9mmの「Cold Edge」という曲を演奏することになった。
ちなみにこの曲は9mmがこの日の一曲目に演奏した曲である。
事前に9mmとその辺りの打ち合わせとかしていなかったのか。

もしかしたらこれが最初で最後かもしれない貴重な演奏、
9mmの時はあれだけ重量感のあった男性ボーカルの曲も、
なつき嬢にかかれば浮遊感のある曲へと様変わりしていた。
他のメンバーも本家9mmに負けじと力強い演奏をしており、
このまま妹分の9mmダムダム弾としてデビューできそうであった。

アンコール一曲目が終わると、突如キーボードの成田氏が
「重大発表があります」と言い出し、客席がざわめいた。
何やら丸めた紙を持って前の方に出て来るなつき嬢とドラムのやお氏、
二人がやたらとイチャイチャした様子だったので、
もしかして「私たち結婚しました!」という報告かと思われたが、
ニューアルバム発売の報告であった。タイトルは「幕の内ISM」
これまでのアルバムタイトルは全て回文になっているという、
初期のアジカンの「ファ」が付くみたいな謎の縛りを設けていたが、
彼らも限界を感じていたのか、普通のタイトルでのリリースとなった。
とはいえ、前作から一年足らずでのリリースには勢いを感じ得ない。

アンコールラストの曲は「最終電車」であった。
元より好きな曲であったが、ライブのラストに演奏されると、
寂しさやら開放感やら様々な感情が追加されて尚更良い感じであった。
時刻は21時半過ぎぐらいなので、僕は普通に山手線に乗って帰ったが、
名古屋から来て最終の新幹線で帰る人は更に感情移入できたであろう。

【ゲーム】魔都紅色幽撃隊

魔都紅色幽撃隊 幽撃ウォーカー

PS3の「魔都紅色幽撃隊」というソフトを購入する。
学園生活を送りながら、放課後は悪霊退治に励むという、
アドベンチャーとシミュレーションRPGが合わさった作品である。
「東京魔人學園」シリーズを手がけた今井監督の最新作であり、
同氏の「九龍妖魔學園紀」という作品がとても好きだったので、
期待していたのだが、これがなかなかの問題作であった。

物語は主人公が転校生として入学するところから始まった。
転校初日の朝ということで、のんびり校門に向かっていると、
遅刻しそうになって走ってきた女子生徒とぶつかった。
ふわふわした巻き髪の可愛らしい女の子である。

「ごめんなさい!」「いやこちらこそ!」
謝り合いを楽しんでいると「どうしたの?」と声をかけられた。
振り向くと黒髪の美少女が立っていた。
「あっ、さゆりちゃん」
どうやら巻き髪の女の子の友人らしい。
「何、あなた? この子に何か用?」
主人公が巻き髪の女の子に絡んでいると思っているのか、
やたらと冷たい態度で接してくる黒髪の美少女。
勘違いされては困ると、これまでの経緯を説明するが、
なかなかこちらに対する警戒心を解いてくれない。

どうやって彼女の誤解を解くかを思案していると、
画面の中央に文字の書かれたボードのようなもの表示された。
これが本作独特の感情・五感入力システムである。
まずは友、愛、悲、怒、悩という感情のいずれかを選択し、
続いて、味、視、触、嗅、聴という五感のいずれかを選択することで、
様々なコミュニケーションを取ることが可能になるのである。
例えば、愛情を込めて嗅いだり、怒りながら嗅いだりなど、
女の子の匂いを嗅ぎたかったプレイヤー歓喜のシステムである。
あとは匂いの出るテレビが発明されれば完璧であろう。

さすがに初対面の女子相手に愛情を込めて嗅ぐのは危険なので、
友と触を選択し、仲直りの握手といきたいところだったのだが、
うっかり選択ボタンと決定ボタンを間違えてしまい、
悩みながら視るという、あまり好ましくない行動に出てしまった。
「何、考え込んでんのよ?」
案の定、黒髪の美少女の反応は冷たいものであった。
結局、誤解が解けないまま彼女は立ち去ってしまった。

転校初日での失恋にがっかりしていると、
眼鏡をかけたスーツ姿の女性に話しかけられた。
話を聞くと、彼女はオカルト専門誌の編集長ということで、
学園の生徒に簡単なアンケート調査を行っているらしい。
「この近くの喫茶店でお茶でもしながらどう?」と誘ってきた。
冒頭から五感入力システムをフル活用できるチャンスと期待したが、
彼女に急な予定が入ってしまい、触や嗅の出番は来なかった。
そもそも転校初日の朝にどこに行こうとしているのか。

その後、担任に連れられて転入先のクラスにやって来た主人公。
クラスメートに挨拶をするために教壇の前に立つと、
教室の後ろの方から「あぁぁっ!」という大きな声が上がった。
先ほど校門前で会った黒髪の美少女がそこにはいた。
「あんたは朝の最低男!」「お、お前はあの時の!」
言っておきますが、これは2014年に発売された作品ですよ。

「何かみんなから訊きたいことはあるかね?」
出身地と好きな教科を言っただけの簡素な挨拶が終わると、
担任がクラスメートに向かって主人公への質問を促した。
誰も質問しなかったら微妙な空気になると不安に思ったが、
一人の女子生徒が我先にとばかりに手を挙げた。
これは彼女の存在の有無を訊かれるに違いないと思ったが、
「は〜い、身長はいくつですか?」という小学生ばりの質問であった。

そんな訳で身長と体重の設定をすることになった。
身長は最低150センチから最高210センチまで、
体重も40キロから120キロまでと幅広い設定が可能なので、
セーム・シュルトも主人公に感情移入してプレイできる。
また視力も0.1から2.0まで設定できた。
シャワー室や女湯を覗くイベントがないとは限らないので、
両目とも裸眼で2.0に設定しておいた。

続いて男子生徒から「部活は何に入るつもり?」と訊かれた。
例によって部活の入力画面になる訳だが、野球部やサッカー部は勿論、
ダンス部や演劇部、はてはゲーム部なる謎の部を含む24もの部が存在した。
「九龍妖魔學園紀」ではテニス部に所属するクラスメートの女子が、
サーブで怪物を撃退していたので、必殺技取得のためテニス部を選択する。

「はい、先生」
ひとしきりの質問が終わったところで、一人の男子生徒が手を挙げた。
これまでのモブとは違い、車椅子に乗っている眼鏡をかけた男前である。
「君は……幽霊の存在を信じるかい?」
そしていきなり意味の分からない質問をしてきた。
この質問に対する正答が何なのか未だにわからないが、
質問してくるということは、おそらく肯定して欲しいのであろう。
彼に気を遣って「いるのではないか」と回答する。

「なるほどな……」
自分から質問をしておきながら、男子生徒の反応はあっさりとしたものだった。
「あはは、今の質問は冗談だよ。
 幽霊なんている訳がない、変な質問をして悪かったな」
そして即座に先ほどの質問を否定して笑い出した。
周囲も転校生相手に変な質問するなと爆笑している。
新手のいじめなのか? なんなんだこのクラスは?
そんな中で黒髪の美少女だけは笑っていなかった。

質問も終了して授業を始めることになったのだが、
主人公の座る席がまだ決まっていなかった。
「先生、僕の席は?」
「君の席は……学級委員長の深舟さんの隣に」
「ええっ!?」
黒髪の美少女――深舟さんが再び大きな声を上げた。
再度確認しておきますが、これは2014年発売の作品で、
恋愛ゲームではなく悪霊退治がメインの内容ですよ。

【日記】レンタルサーバーを更新する

四月は更新を頑張ろうという目標を立てたものの早くも頓挫している。
そもそも僕が頑張ろうと思っただけで頑張れる人間であったら、
過去に何度も「頑張る」の言葉を残して失踪することはなかったはずである。
よって何か動機付けとなるようなきっかけが必要であると考えた。
ちょうどレンタルサーバーの更新の案内が来ていたので、
これまでは一度に半年分の料金を払っていたところを
一気に二年分の料金をまとめて払ってみることにした。
これで最低でも2016年まではサイトを続けることが確定した。
お金を多く払ったことで気分も新たに頑張れると思われたが、
逆にまだ二年もあるからのんびりしようという意識が働いた。

ちなみにサーバーは50ギガバイトの容量を借りているのだが、
現時点で使用している容量は100メガバイト足らずである。
50畳の部屋を借りているのに畳の一畳の上につま先立ちしている状態。
さすがに勿体無いので画像を使ったレビュー(簡易)など諸々計画中である。