月別アーカイブ: 2011年11月

【日記】篠田麻里子握手会

麻里子さまのおりこうさま!

宗教と選挙に関しては、個人ブログで書くことはタブーとされている。
だが、今回はそのタブーにあえて踏み込んで日記を書いてみようと思う。
――AKB48の篠田麻里子さんの握手会に行って来ました。

女性アイドルグループについては、時々において一家言を発してきた僕、
AKBに関しては今まで特に論じてこなかったが、僕のAKBに対する付き合い方は、
CDは一切持っていないが、篠田さんと小嶋さんの写真集は持っているという、
女性を容姿でしか判断していないことが丸分かりの付き合い方である。
特に篠田さんは、ソネットのCMに出ている頃から気になっている存在であり、
僕の中の「好きなマリコ」の第二位に位置づけられている女性である。

そんな彼女達の活動の屋台骨となっている握手会。
これは日記のネタとして(強調)一度は参加しなくてはなるまい。
会場は新宿サブナードにある福家書店である。
タレントやアイドルの握手会が頻繁に行われている書店であり、
僕も過去にここで山本梓と池田秀一という元AKBメンバーの握手会に参加した。
どうしてこの二人の握手会に参加しようと思い立ったのか、
我ながらよく分からない(当時の日記には書いているかもしれない)

一般的にAKBの握手会というと、幕張メッセなどの大きな会場で行われる、
夕方のニュースで18時30分頃に悪意満載で特集されるアレを思い浮かべるが、
いきなりアレに参加するのは、AKB初心者である僕には困難に思われた。
今回の握手会は福家書店のサイトからのインターネット抽選であるため、
濃いファンのみが集結するということはないだろう。
AKBのイベントの中では、比較的難易度が低いと思われる。
それに篠田さんのファンは女性が多そうなので、
自分の前の列に並んでいる女子(芹那似)と仲良くなり、
クリスマス前に彼女をフライングゲットするという可能性もある。
これは参加する他ないであろう。

とはいえ、祝日に一人でアイドルの握手会に行く29歳男性。
という絵面は、なかなかにヘビーなものがあるので、
参加前に篠田三郎と同じ誕生日である小川ひなた嬢(こじはる派)とお茶を飲む。
これによって、アイドル好きの気の毒な男性という印象は影を潜め、
「あたし、14時から渋谷で仕事があるから行ってくるね」
「うん、僕も篠田さんの握手会に行ってくるよ」
という休日を過ごす男女によくある光景となる。問題なしである。

ちょうど彼女も高島屋のチャリティサンタを並んで購入してきたばかりらしい。
行列に並ぶという行為はどちらも同じであるのに、
僕と彼女に対して一般の人々が抱く印象はまるで違う。
人は行動ではなく目的によって判断されるという好例である。

「会場がどんな雰囲気になっているのか見てみたい!」
冷やかしという言葉を体現する彼女を連れて会場に向かうと、
以前、会場の前を通りかかった時に行われていた、
小島慶子アナ(なぜ水着写真集を?)の握手会の時に比べて、
スタッフの数も、仕切りの柵の数も倍増されていた。
おそらく福家書店で行われる握手会としては、最高レベルの警備であろう。

そしてそこに集まっている人々は、アイドルファン独特の空気を持っていた。
アイドルファンというのは、毎回集まっている人は別であるはずなのに、
集合すると同じ空気になるという阪神ファンみたいな存在である。

「じゃあ、あたし仕事に行くから、頑張ってね……」
「うん、もしかしたら戻ってこれなくなるかもしれない……」
遠い戦場へ向かう僕を悲しそうな顔で彼女は見送った。

アイドルの握手会は、集団に向けられる通行人の視線が痛いため、
これまでは立ち読みなどをして、自分は集団とは関係ない風を気取り、
自分の番号が呼ばれたら、こっそりと列に並ぶという方法を取ってきたが、
篠田さんクラスのアイドルになると、参加者の数も膨大であるため、
会場に並べる参加者は一部で、それ以外の参加者は会場外の地下道に並ばせられるのであった。
休日を新宿で過ごそうと、カップルや家族連れが駅の地下道に降り立った瞬間、
目の前に現れる、年齢も服装もバラバラ(だが纏っているオーラは同じ)の集団。
中には、どう見ても昼間の大井競馬場にいそうな格好をした男性もいるため、
「この人達はエスポワール号に乗せられるのかしら?」と思われただろう。

参加者は男性が多数だが、女性もそこそこの数並んでいた。
僕の隣に並んでいるのも女性であったが、残念ながら芹那似ではなかった。
整理券の番号は百番台の後半だったので、結構待つだろうと思っていたが、
今まで参加した握手会の中でも最速のペースで列が進んでいき、
あっという間に僕の順番が来て、通された仕切り版の向こうに篠田さんが現れた。
小顔でスタイルもよく、可愛らしい女性であった。

だが、彼女よりも僕の視界に強く写り込んだ人物がいた。
体格のいい黒いスーツの男性スタッフが握手をする参加者の背後に立ち、
無表情のままで参加者の肩をがっちりと掴んでいるのであった。
握手会の流れは以下の通りである。

篠田さんの前に立つ

男性スタッフに肩を掴まれる

篠田さんと握手をする

二秒後、男性スタッフにより引き剥がされる

女性の場合はわからないが、男性の参加者は終始肩をスタッフに掴まれており、
少しでもおかしな動きを見せれば、即座に連行されるというシステムである。
実際、僕の二番先の男性は、持ち時間を超えても篠田さんに話をしようとしたため、
言葉が途中にもかかわらず、スタッフによって無理やり引き剥がされていた。

そんな訳でアイドルの握手会というよりは、
女王陛下への謁見という緊張感を持って握手に望んだ。
握手をしている間、篠田さんがじっとこちらを見つめているのだが、
その表情は、アイドルの営業スマイルをしながらも、
どこか夜の空気を感じさせるような独特の眼力を持っており、
心の奥底に何かを植えつけられるような感じになった。
二秒で引き離されたから良かったものの、もし十秒以上見つめられていたら、
今後引き返せない方向に向かってしまっていただろう。危ないところであった。

ちなみに握手をした数分後、そのことをtwitterでツイートしたのだが、
握手会の開始時刻が14時で僕がツイートした時刻が14時19分である。
これは少なく見積もっても、1分で10人以上と握手をしている計算になる。
握手会商法がとやかく言われるAKBであるが、これはかなりの重労働であろう。
握手会を休んで、イオンで買い物しているところを目撃されるのも仕方のないことである。