月別アーカイブ: 2009年11月

ラブプラ

先日、僕の東京における唯一の知人である、
小川ひなたさんと有楽町のビックカメラに行った。
ひなさたんは修理に出したヘッドフォンを受け取りに、
僕は発売が来月に迫ったライトニング先生を出迎えるべく、
そろそろフルハイビジョンのテレビジョンを購入しようと思っていた。
とはいえ、何かと物入りのこの季節、迂闊にテレビなど買ってしまうと年が越せない。
ここは茨城のトルネコの通り名を持つ、ひなたさんの巧みな交渉術の出番である。
彼女が今回修理に出しているヘッドフォンを購入した際も同席したのだが、
ゆさぶった後でつきつけるという、「逆転裁判」さながらの交渉術を用いて、
店頭なのに、価格.comばりの価格で購入していた。
今回は彼女に僕の欲しい商品を教えただけで、実際に店員と交渉はしなかったが、
次回の交渉の道具として、他店の価格を写真に撮って送ってくれるという。
何と頼りになる女子であろうか。家電量販店の店員にだけはなるまいと思った。
その後、我々がスタバ感覚で利用している、ねぎしで食事をし、
食後にドトールでお茶を飲み、そろそろ解散しようかと思った時である。
ひなたさんが鞄の中から、ゴソゴソと何かを取り出し始めた。

「はい、誕生日プレゼント」
それは綺麗にラッピングされた四角い箱であった。
「いや、僕の誕生日は九月ですよ」
「うん、遅くなってごめんね」
九月の初め頃、彼女に誕生日に何が欲しいか聞かれていたが、
特に欲しい物が思い浮かばなかったので、返事を保留していた。
そのまま何ヶ月も経ったので、既に忘れ去られたものと思っていたが、
彼女はそのことを忘れずに覚えていてくれたのである。
「これ、前から欲しがっていたでしょう」
「えっ? これって……」
思えば待ち合わせの際、僕は一階でテレビを見ていたのだが、
彼女は上の階から降りてきた。二階にあるのはオーディオフロアである。
彼女がヘッドフォンを購入した際、僕も同じメーカーのイヤホンを欲しがったが、
さすがに買ってもらうには気が引ける金額なので、プレゼントとして要求しなかった。
彼女はそれを覚えていたのである。
「ここで開けていいですか?」
「うん」
優しく微笑むひなたさん(美少女)を見て、
今までの日記で破天荒な女の子扱いしてきたことを激しく後悔した。
実際の彼女は、こんなにも人を思いやることのできる素敵な女の子なのである。
僕は感動で胸がいっぱいになりながら、ラッピングを解いた。

「誕生日おめでとう!」
「……えっ?」
続く。

エレファントカシマシ

先週の日曜日のことである。
僕の東京における唯一の知人である、小川ひなたさんから電話があった。
 
昔からこのサイトを見ている人なら、その強烈な存在を覚えているであろう。
初対面の僕を、いきなり美容院に放り込んだことでお馴染みの都会派森ガールである。
ここ数年、日記に登場することはなかったが、未だに交流は続いているのであった。
とはいえ、たまに電話をしたり、食事をしたり、買い物に行ったり、
一緒にALI PROJECTのライブに行ったりする程度の軽い付き合いであるが。
日曜日の夕方に彼女から電話がかかってくるのは珍しい。
話の内容は、「ライブに行きませんか?」という召集命令であった。
「今からですか? 随分急ですね。誰のライブですか?」と聞くと、
「エレファントカシマシ。タダで聞けるよ」との返答。
おそらく一緒に行く予定だった人の都合が悪くなったのであろう。
エレカシに関して全く知識はないが、タダで聴けるというのならアリである。
「会場はどこですか?」
「日比谷野外音楽堂」
「わかりました。じゃあ今から準備します」
「……の外」
「外?」

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