月別アーカイブ: 2008年4月

孤独のグルメ


「孤独のグルメ 【新装版】」
我らが独身貴族のアイドルである井之頭五郎に再会する。
文庫版を持っているのに改めて購入してしまった。好きすぎる。
関連検索に「アームロック」なんて単語が出てくる漫画はこの作品ぐらいであろう。
久しぶりに読み返してみたが、やはり唯一無二の面白さであった。
「はふ」「もぐもぐ」「むしゃむしゃ」など美味しそうな擬音を立てながら、
定食や回転寿司やカツサンドやコンビニ弁当を平らげていく五郎の姿が素晴らしい。
食べたことのない料理を扱ったグルメ漫画に比べて、読者のシンクロ率が半端ではない。
思わず、こういうのでいいんだよ、こういうのでという感情が浮かび上がってくる。
巻末には、原作の久住さんと作画の谷口さんと何故か作家の川上弘美さんを加えて、
座談会が行われていた。特に面白かった部分を抜粋する。
川上:本当によく食べますよね。焼肉かな?一番食べたのは。
谷口:焼肉はすごかったね。
久住:コンビニでも買いすぎちゃうとかね。
川上;カレーをおかわりするところも。
久住:しかも大盛りで。
川上さんの指摘に原作者と作画担当者がまるで他人事のように語っている。
おそらく既に五郎は製作側の意識を超えて一人歩きしている段階になったのだろう。
今後も何らかの形で続編が発表されてくれることを願わずにはいられない。
他にもニコラス・ケイジ主演で映画化などの計画が持ち上がっているようだ。
先日はプレイステーション3の人気コンテンツ「まいにちいっしょ」でもネタにされていたので、
もしかしたら、プレイステーション3でゲーム化される日も近いかもしれない。

タフガイのタフガイによるタフガイのための日記<


「タフガイのタフガイによるタフガイのための日記」
賢明な読者諸氏はそろそろ察してくれていると思うが、
いよいよ、というかまたしても日記に書くことが何も浮かばなくなった。
購入した物に関して書く以外、何を書けばいいのか全く分からないのである。
二店連続で釣り銭を少なく間違えられたことなどを書いて大丈夫なのだろうか。
見ず知らずの他人のそんな日記を誰が面白がって読んでくれるというのですか。
一人で悩んでいても永遠に答えが出ないので、他人の日記を参考することにした。
「ジハード」などの著作で知られる定金伸治先生のサイトの日記をまとめた本である。
サイトに行けば無料で読めるのだが、その素敵なタイトルに釣られて思わず購入してしまった。
先生は京大卒のインテリジェンスに溢れる作家さんなので、その文章を模倣することで、
僕も知的な人間として皆に認識されるであろう。就職や縁談の話も飛び込むかも知れぬ。
しかしその目論見はすぐに外れることになった。肝心の日記の中身なのだが、
「朝起きたらパンツがなくなってた」「おっぱい非実在論を提唱したい」
「人生にはモテ期が3回あるらしい。てことは僕の人生には後3回モテ期があるということか」
など、失礼ながらインテリジェンスには程遠い、大変くだらない内容であった。
過去に自分もこのようなことを書いた気がするという既視感すら覚える始末である。
加えて出版にあたり、知り合いの作家からメッセージが寄せられていたのだが、
乙一先生からは「人間のクズ」松原真琴先生からは「こんな駄目な大人見たことない」
など散々なまでにこき下ろされており、人望のなさも僕にそっくりであった。
もしかしたら生き別れの兄なのではないかとすら思った。
結果、プロの作家ですらこうなのだから、自分に立派なものを書けるはずがないという、
以前、板尾創路さんの「板尾日記」を読んだ時と同じ結論に至ったので、
今後は今よりも更にどうでもいいことを書いていこうと心に決めた。

かしゆか


「GAME(DVD付) 【初回限定盤】」
過去の日記で何度かその可愛さを主張し続けてきたPerfumeであるが、
最近は、ミュージックステーション、トップランナー、タモリ倶楽部など、
人気アーティストの証明たる番組に矢継ぎ早に出演しまくっており、
既に僕があえて紹介せずとも、ブレイクまっしぐらという状況である。
以前からのファンは嬉しさ半分、寂しさ半分という微妙な気持ちであろうが、
自分は売れる寸前の時期から聞き始めて、そ知らぬ顔で古参ぶっている人間なので、
色々な意味で露出が増えてくれるのは大歓迎である。
肝心のアルバムであるが、シングル、カップリング曲は言うに及ばず、
アルバムに初収録された楽曲も大変可愛いもの揃いであった。
初聴で一番印象に残ったのは「セラミックガール」であろうか。
ここ2作のシングルはどちらかといえばゆっくりめの曲であるが、
個人的にはこういったタイプの曲の方が好みである。

初回版にはDVDも付属しており、その可愛さも十割増である。
今まで聞きそびれていた方も今作を聞けば万事解決の珠玉の一枚といえよう。

無双OROCHI 魔王再臨


「無双OROCHI 魔王再臨」をチマチマとプレイする毎日である。
三国志の武将と戦国時代の武将が入り乱れて戦うアクションゲームである。
気がつけば、半年に一度は無双シリーズをプレイしており、
もはやパワプロやウイイレといったスポーツゲームと同様の扱いである。
毎回同じことの繰り返しなので、時間の無駄だと思われる方もいるだろうが、
このゲームをプレイすることで、歴史に詳しくなれるというメリットが有るのである。
三国志はいくら詳しくなっても、世界史の授業ではほとんど触れられない。
ケイ道栄とか覚える前に、もっと覚えておかねばならないことが他にあるであろう。
だが、日本の戦国時代に関しては、北は伊達から南は長宗我部に島津まで、
有力武将のほとんどが網羅されており、日本史の学習に一役買うこと必至である。
一部の女子の間では、このゲームをプレイすることで、石田三成など特定の武将に、
愛にすら近い感情を抱くようになったという事例が報告されている。
数百年後に自分の同人誌が作られるなど、当時の武将は夢にも思わなかったであろう。
「戦国BASARA」と共に若者に日本史への興味を抱かせる貴重な作品である。
加えて今作では、卑弥呼や源義経などの戦国以前の人物も新キャラクターとして登場するため、
邪馬台国から平安末期まで、日本史の知識をさらに深めることができるであろう。
仮に試験で歴史上の人物についての説明を求められても、以下のように楽々と解答できる。
卑弥呼=土偶を操り強力なビームを放つ関西弁の少女。
源義経=ビームサーベルを使って敵を薙ぎ倒す猛将。
ガラシャ=大変可愛いやんごとなきお子様。得意技はビーム。
基本的にわからない時は「ビームを放つ」と書いておけば、△はもらえるはずである。
この春から新たに日本史を学ぶ新一年生諸子には必携の一本と言えよう。